滋賀県発祥の和菓子店、叶 匠壽庵の銘菓「あも」を徹底紹介。
名前の由来・値段・販売店などの基礎知識から、季節限定あも全種類レポ、おいしい食べ方・上手な切り方まで網羅しました!
叶 匠壽庵「あも」について
私の大好きな和菓子のひとつ「あも」をご紹介します。
「あも」は、滋賀県大津市に本店を持つ和菓子店「叶 匠壽庵」の代表銘菓。
丹波大納言小豆を使った羊羹のような生地に、羽二重餅(求肥)を包んだ棹菓子です。
風味豊かな小豆に、もっちり柔らかな求肥。
これ以上ない最高の組み合わせで、毎日でも食べたくなるおいしさなのです。
「あも」の名前の由来
「あも」というのは宮仕えの上級女官の用いる”女房言葉”で、餅を意味するんだとか。
独特の優しい響きが、このお菓子にぴったりですね。
「あも」の価格
通年販売の「あも」は、箱入りが1,404円(税込)。
箱なしだと少し安い1,296円(税込)です。
自宅用なら箱なしで十分。
贈答用に2本入り・3本入りの箱や、後述の「あも歌留多」とのセットも販売されています。
「季節限定あも」一覧
定番の白いお餅入りのほか、季節の味も多数登場。
過去一年間の「季節限定あも」を全種類食べてみましたので、順番に紹介します。
春:あも(桜)
- 販売期間:2月上旬〜4月上旬
- 価格:1,404円(税込)
春限定あもは、お餅に桜の葉の塩漬けを合わせた桜風味。
ふわりと香るさくらが上品で、春を感じられる一品です。
▼詳しい食レポはこちら。
初夏:あも(蓬)
- 販売期間:4月上旬〜6月下旬
- 価格:1,404円(税込)
桜シーズン後の新緑の季節には、蓬(よもぎ)のあもが販売されます。
よもぎの葉を練り込んだ緑色のお餅が、目にも鮮やか。
▼詳しい食レポはこちら。
夏:令月あも(梅酒)
- 販売期間:7月上旬〜8月中旬
- 価格:1,404円(税込)
夏は梅酒を使ったフルーティーなあもを販売。
もともとは元号が”令和”に変わるのを記念して作られた商品のため、「令月あも」という名前が付いています。
▼詳しい食レポはこちら。
秋:あも(栗)
- 販売期間:8月下旬〜1月上旬
- 価格:1,404円(税込)
秋から冬にかけては、栗入りのあもが登場します。
栗に塩をまぶすことで、栗本来の風味が凝縮され、ホクホクした食感。
季節限定あもの中でも人気が高く、販売期間も長くなっています。
▼詳しい食レポはこちら。
冬:あも(柚子)
- 販売期間:1月中旬〜2月上旬
- 価格:1,404円(税込)
冬のあもは爽やかな柚子風味。
柚子の甘露煮と柚子エキスが練り込まれており、ほのかな酸味も感じられます。
▼詳しい食レポはこちら。
50周年記念:あも(こしあん)
- 販売期間:2021年10月10日〜2月下旬
- 価格:1,188円(税込)
「あも」生誕50周年を記念して作られた、こしあんバージョンのあも。
いつもの粒入りとはまた違った、あっさりとしたお味が特徴です。
▼詳しい食レポはこちら。
百人一首の最中「あも歌留多」
「あも」と組み合わせて食べるお菓子として、百人一首が描かれた最中「あも歌留多」が販売されています。
2019年に初登場したこの「あも歌留多」は、かるたの聖地である滋賀県・近江神宮にちなんで作られたんだそう。
最中は5組1セットで販売されており、カットしたあもを挟んでいただきます。
パリッとした最中の香ばしさが、しっとり柔らかなあものおいしさを引き立ててくれれますよ。
ひな祭りや母の日、秋限定など、季節の絵柄も登場するので、チェックしてみてください。
▼あも歌留多について詳しくは、以下にまとめています。
「あも」のおいしい食べ方・切り方
「あも」は常温のまま食べてもいいですが、夏場は冷やすと一層おいしくいただけます。
冷やしすぎると固くなってしまうのでご注意を。
冷蔵庫で1時間ほどがちょうど良い冷やし時間です。
お餅が包丁にくっつきやすく、切り方にも一工夫が必要。
あもをよく食べる私が編み出した、上手に切れる方法がこちらです。
- 切る前に少し冷やす
- なるべく刃の薄い包丁を使う
- 包丁の刃を濡らす
- 1カットごとに包丁を拭く
清潔な濡れ布巾を用意しておいて、刃を拭きながら切るのがおすすめ。
拭く前にお湯で刃を温めるとなお切りやすいです。
一度切ったらくっつけず、少し離して置くのも忘れずに。
(くっつけて置くと、せっかくキレイに切れたお餅が再結合しちゃいます)
「あも」の賞味期限
「あも」の賞味期限は、製造日より26日。
定番も季節限定も、期限は同じです。
意外と長いので、ギフトにも最適ですね。
高温多湿を避け常温保存可ですが、なるべく涼しい部屋に保管しましょう。
「開封後はお早めに」とのこと。
我が家は開封したら冷蔵庫の野菜室に保管し、早めに食べ切るようにしています。
「あも」のカロリー
おいしすぎてつい2切れ、3切れと手が出てしまう「あも」。
気になるカロリーは以下の通りです。(100gあたり)
あも | 244kcal |
あも(桜) | 255kcal |
あも(蓬) | 240kcal |
令月あも(梅酒) | 246kcal |
あも(栗) | 257kcal |
あも(柚子) | 246kcal |
あもは1本350gほどですので、1本あたりのカロリーはこの3.5倍。
1本を8等分カットにすると、1切れ当たり100kcal前後になります。
おやつには2切れくらいにしておいた方が良さそうですね。
「あも」を買える場所・通販
「あも」「季節限定あも」「あも歌留多」は、叶 匠壽庵の全店舗で販売しています。
店舗一覧は以下からご確認ください。
また、オンライン(通販)で購入することもできます。
公式オンラインショップはPayPayモールに開設されています。
▼叶 匠壽庵 オンラインショップ
新宿伊勢丹に「あもや」オープン!
2022年9月、伊勢丹新宿店に「あも」を中心に販売する店舗「叶匠壽庵 あもや」がオープンしました。
あもやでは、季節限定で販売されている「あも(蓬)」「あも(栗)」を通年販売。
さらにあもや限定の「季節のあも」も登場します。(オープン時はくるみでした)
東京限定柄の「あも歌留多」や、滋賀の石山寺店限定で販売している「石餅」も買える貴重な店舗です。
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