横浜が誇るクラシックホテル「ホテルニューグランド」の1階「ザ・カフェ」でランチをしてきました。
この店発祥といわれるナポリタン、シーフードドリア、プリンアラモードの3品を堪能。
格式ある雰囲気で、優雅なひとときを過ごせましたよ♪
ランチ時は混雑するため、待ち時間にご注意を。
ナポリタン発祥の店が横浜に
「スパゲッティ・ナポリタン」といえば、日本人なら誰もが知る定番メニューですよね。
このナポリタン、実は日本発祥だって知ってましたか?
戦後まもなく、横浜のホテルニューグランド2代目総料理長だった、入江茂忠氏が生み出した一品と言われています。
同じく人気の高い洋食「ドリア」や「プリンアラモード」も、ニューグランドが発祥とのこと。
そんな3つの発祥グルメを味わいに、横浜まで足を運んでみました。
横浜「ホテルニューグランド」について
ホテルニューグランドは、1927年開業の由緒あるクラシックホテル。
開業当時の姿を保つ本館は「横浜市認定歴史的建造物」「近代化産業遺産」にも認定されています。
映画「有頂天ホテル」やドラマ「華麗なる一族」、CMのロケ地としてもよく使われているんだそう。
場所は横浜中華街の近く、道を挟んで向かいには山下公園と、まさに横浜観光の中心地。
「コーヒーハウス ザ・カフェ」が入るのは、本館1階です。
宿泊客以外も利用できるので、気軽に入っちゃいましょう。(といいつつ、ちょっと服装は気にして小綺麗なのにした)
大人気!ランチは待ち時間に注意
この日はランチをすべく、平日の11時半ごろ到着したのですが…
すでに満席で、1時間以上待ち。
地元の方にも観光客にも人気があるようで、予約をするかもっと早く着くかしないとダメでしたね…。
(食べログの公式情報によると、平日のみ予約ができるとのこと)
天気が良かったので、山下公園散策で時間をつぶしました。
お店前のスペースが広く、椅子が10席ほどあるので、座って待つこともできます。
有名な「本館大階段」を眺めたり、写真を撮ったりするのもおすすめ。
この上にも行っていいのかな?宿泊者専用かな?と迷って結局上がらずでした。
後で調べたら、2階(旧ロビー)も見学OKとのことです。次回行ってみよう。
店内の様子
店内は、木のぬくもり溢れる落ち着いた雰囲気。
窓から差し込む光が明るくてくつろげます。
広々100席。席間隔も広くて、ソーシャルディスタンスは十分でした。
本日のオーダー
- スパゲッティ ナポリタン
- シーフードドリア
- プリン ア・ラ・モード
- 紅茶
- カフェオレ
メニューは昔ながらの洋食といった感じのラインナップ。
なかでもホテルニューグランド発祥の3品は、最初のページに載っていました。
(そしてその3品を注文しちゃうおのぼりさんな私)
注文を済ませると「お食事の準備をいたします」といって、紙のテーブルマットやカトラリーなどを並べてくれます。
久しぶりにランチで『お食事の準備』されたな〜、なんて。
格式あるホテルだけあり、カフェレストランでも接客がとてもしっかりしてました。
スパゲッティ ナポリタン
まずは伝統の「ナポリタン」から。
こちらのナポリタンはケチャップではなく、生のトマトやトマトペーストをベースに作ってるんだそうで、いわゆる喫茶店のナポリタンのように甘くありません。
トマトの酸味が程よく、上品なお味です。
具材はハム・マッシュルーム・玉ねぎととってもシンプル。
ベーコンでもソーセージでもなく、ハムなんですね。
そしてスパゲッティが柔らかかったのが印象的でした。
味はイタリアンのトマトソースっぽいけど、麺がアルデンテじゃなくモチッとしているのが、違和感…というか新鮮。
初めて食べる味で、これが元祖ナポリタンの味か〜、と思いを馳せながらいただきました。
シーフードドリア
「シーフードドリア」も、ニューグランドが発祥の料理。
体調の悪かったお客様が「何かのど越しの良いものを」と、初代料理長にリクエストしたことから誕生したんだとか。
スープで炊かれたピラフの上に、たっぷりの海老とホタテ。熱々のグラタンソースとチーズがとろ〜り。
グラタンソースは少し赤みがかっていて、甲殻類のソース(アメリケーヌソース的なやつ)が入っているのかなと思います。
コクがあっておいしかった!
そしてなにより驚くのが、海老の量。
これでもかって言うくらい入ってる。ライスより多いんじゃない?ってくらい。
しかも、1匹丸々の海老と、さらに大きい海老をカットしたのと、2種類入ってるんですよ。
食感も味もそれぞれ違って、海老を満喫できます。
ホタテ貝柱も大きくてプリッとしてて、おいしかったなぁ。
シーフード好きのためのシーフードドリア。ちょっとお高いけどお値段以上です。
プリン ア・ラ・モード
ニューグランド発祥3品目は、舟のような形の器に盛られた「プリン ア・ラ・モード」。
プリンの脇にバニラアイス、ホイップ、フルーツが優美に盛り付けられています。
フルーツは「キウイ・オレンジ・りんご・プルーン・さくらんぼ」。
当時は缶詰フルーツだったそうですが、今はプルーンとさくらんぼ以外生の果物です。
プリンはオーソドックスな固めプリン。
バニラアイスも、たまごの味がしっかりする甘めの仕上がりでした。
昔懐かしい味にほっこり〜。
プルーンはただのドライフルーツじゃなく、柔らかく煮てあって、これがまたおいしかった!
紅茶
食後にいただいた紅茶は、清涼感のあるウヴァっぽいお味でした。セイロンブレンド、かも。
紅茶はポットサービスではなく、カップ1杯分。(おかわりOK)
連れが頼んだカフェオレは、銀のポットにたっぷり2杯分提供されました。
紅茶だけポットサービスのところが多いので、逆パターンは珍しいですね。「コーヒーハウス」だからかな?
お砂糖が四角い包みにロゴ入り。かっこいい〜。
まとめ
クラシックホテルで味わう「発祥グルメ」。
洋食の歴史を感じられる、貴重なひとときでした。
ナポリタンは正直、一度でいいかなという印象でしたが、シーフードドリアは絶品。
どちらか迷ったらドリアの方を推しておきます!
この日は「発祥グルメ」を頼んでいる人は少なくて、常連さんがふつうに食事をしているという雰囲気でしたね。
期間限定、シャインマスカットのパフェやショートケーキが売れていたみたい。
次は「おのぼりさん」感を出さずに、おしゃれなパフェを食べてみようかな♪
そうそう、メニュー価格にはサービス料(10%)が別途かかります。
メニュー記載の金額に10%のサービス料、さらに10%の消費税なのでなかなかいいお値段に。
こういうお店で値段のこと言っちゃうのも無粋ですが…予算には余裕を持ってGOです!
ホテルニューグランド「ザ・カフェ」のメニュー
「ザ・カフェ」のメニューはこちら。(2020年9月確認)
※スワイプしてページをめくれます。
ケーキは入口付近のショーケースに、たくさん並んでいました。
ケーキだけのテイクアウトもOKだそうです。
店舗情報
店名 | コーヒーハウス ザ・カフェ |
住所 | 神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館1階 |
アクセス | みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口より徒歩1分 |
電話番号 | 045-681-1841 |
営業時間 | 10:00~21:30(L.O. 21:00) ※コースのラストオーダーは20:30 |
定休日 | なし |
席数 | 100席 |
禁煙喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 | あり(ホテルの有料駐車場) ※レストラン利用で一定時間サービス |
支払方法 | 現金・クレジットカード・交通系電子マネー・楽天Edy |
公式サイト | https://www.hotel-newgrand.co.jp/the-cafe/ |
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