足利銘菓、香雲堂本店の「古印最中」を食べてみました。
古印をかたどった大きなもなかには、上品な甘さの粒あんがたっぷり。
足利の歴史や名所も知れる、人気のお土産です。
「古印最中」とは
栃木県足利の銘菓「古印最中」。
古い印章=古印をかたどった最中で「こいんもなか」と読みます。
明治元年創業の老舗「香雲堂本店」が手掛けるこのお菓子は、そのおいしさから地元民はもとより、関東全域にファンがいるんだとか。
もなかというと東京では「空也もなか」、埼玉では川越の「福蔵」などが有名ですが、古印最中もそれらと並び、関東もなか界のレジェンド的存在です。
…と、名前だけは知っていたものの、実は食べたことがなかった私。
栃木の道の駅で見かけて、初めて買ってみました。
「古印最中」の値段
古印最中の、個数ごとの値段は以下の通り。バラで1個からでも買えるのがいいですね。
個数 | 税込価格 |
---|---|
1個 | 180円 |
3個入 | 580円 |
5個入 | 960円 |
7個入 | 1,330円 |
9個入 | 1,700円 |
11個入 | 2,070円 |
14個入 | 2,620円 |
18個入 | 3,360円 |
22個入 | 4,100円 |
「古印最中」を食べてみた
今回は5個入りの箱を購入しました。
包装紙の上に「古印最中・古印煎餅の栞」という冊子が付いています。
冊子の中には古印最中のモチーフとなった、足利にゆかりのある古印や落款についてのお話が。
日本最古の学校として知られる「足利学校」の古印をはじめ、足利義兼によって建立された国宝「鑁阿寺」の古印、日本画家「田崎草雲」の落款など、最中の形は全4種、柄は7種類以上あるようです。
歴史が苦手な私でも、お菓子が絡むと「ちょっと読んでみようか」という気になりますね。
そして読んでいると現地を巡りたくなってくる。よくできてるな〜、古印最中。
包装紙を外すと、箱にはさらに掛け紙がかけられています。
掛け紙の文字は、書家で詩人の相田みつを氏によるものなんですって。
栃木県足利市出身の相田みつを。
若き日に仕事の注文を取ろうとお店周りをしていたところ、香雲堂本店で見事お仕事をGETしたんだそうです。
晩年は売れっ子イメージのある彼にも、そんな駆け出し時代があったとは。
箱の中にも「香雲堂主人」の言葉として、相田みつをの書が封入されていました。(文章は相田みつをが考えた、らしい)
ひとつのことでもなかなか思うようにはならぬものです
だからわたしはひとつのことを一生けんめいやっているのです
「もなか」の文字が目立つようになっているのがニクい演出。
古印最中を一途に作り続けるお店のイメージにぴったりの言葉ですね。
さて、箱の中身を見て気づきました。正方形と細長い長方形、形が2種類しかない…!
古印最中自体は形が4タイプありますが、5個入には2タイプしか入らないのです。知らなかったー!!
7個入なら全タイプ入るみたい。そっちを買えばよかったよー、悔しい。
公式サイトで見かけた「北条氏の虎印」が欲しかったのです。虎なんだけど、猫みたいで可愛くない?(↓写真左)
さてさて、気を取り直して。この最中、なかなかにビッグサイズです。
正方形タイプは縦横6cm、厚さ約2.5cm。
一般的なカードと比較してもこの通り。(唐突にコメダカード)
細長い方が小さい?と思いきや、重さを測ったらどちらも70gでした。どれも同じ重さになっているらしい。すごい。
と、前置きが大変長くなりましたが…
温かいお茶とともにいただいてみました。
印影が描かれた薄いもなか皮の中には、北海道産小豆の粒あんがみっちり。隙間なく詰まっていて食べごたえ満点!
その大きさに反して、上品な甘さでペロリといけちゃいました。
とにかくあんこがおいしい!こういうシンプルなお菓子こそ、素材の味が生きているのだなぁ。
もなかの皮はふんわり軽めで、買った翌日には少しサクッと感が残っていましたよ。日が経つと徐々にしんなりしてきて、それはそれで好きです。
直営店では季節ごとのフレーバー(冬には柚子、春には桜、秋には栗など)も販売しているんだそう。
いつか店舗にも足を運んでみたいと思います!
おまけ。古印最中の絵柄コレクション。
正方形は裏表が別の柄、長方形は同じ柄でした。
そうそう、細長い方は皮の比率が高いので、もなかが上顎にくっつきやすかったです。あの感覚が苦手な人はご注意を。
「古印最中」のカロリーは?
古印最中のカロリーは、1個(70g)あたり「199kcal」です。
食べごたえにふさわしいカロリーですね。調子に乗って2個食べたらあかん気がします。
「古印最中」の賞味期限は?
今回購入したものは、賞味期限が購入日の6日後でした。
実際は「製造日より7日間」とのこと。
あまり日持ちはしないので、食べ切れる数を考えて購入しましょう。
「古印最中」を買える場所
実店舗
古印最中を手掛ける「香雲堂本店」は、足利市内に2店舗を構えています。
- 本店:栃木県足利市通4-2570
- 八幡店:栃木県足利市八幡町1-2-14
※洋菓子店プティフォンティーヌ、かき氷処 香織茶寮 併設
また、足利市内や栃木県南部の駅売店、道の駅などでも販売しています。
今回購入したのは、栃木県佐野市の「道の駅 どまんなかたぬま」です。
オンライン(通販)
香雲堂本店 公式オンラインショップから通販で買うこともできます。
通販の場合はバラ売りはなく、5個入からとなります。
関連リンク
▼香雲堂本店 公式サイト
▼香雲堂本店 公式オンラインショップ
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